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前歯と奥歯のコンポジットレジン。やり直した方がよいのはこんな時

前歯と奥歯のコンポジットレジン。やり直した方がよい時 変色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

この様に、変色したコンポジットレジンは、
やり直した方が良いでしょう。

レジンをやり直した方がよい時 一覧

レジンの変色・着色がある (下に説明あります↓)
レジンに虫歯がある (上図)
レジンにフロスがひっかかる
レジンに段差がある (下に説明あります↓)
レジンがザラザラする
レジンの噛み合せがへん
レジンの治療後にしみる
レジンの所で噛むと痛い

以上の時は、レジン充填をやり直した方がいいと思います。

前歯 レジンをやり直した方がよい時 変色・着色

ホワイトニングや研磨しても、白くなりません。
色んな理由でコンポジットレジンは徐々に劣化するそうです。
でも、細菌が関係した劣化は口腔清掃でかなり防げるそうです。

コンポジットレジン変色・着色の原因

  • 象牙質から露出したコラーゲン線維の加水分解。
  • ボンディング剤の加水分解。
  • レジン中のエステル結合の加水分解。
  • レジン中のマトリックスとフィラー間のシランカップリングの分解。

ボンディング層が15μ以上になると、水が透過しやすくなり、
ボンディング層が加水分解し、やり直しの原因になるようです。

象牙質中にMMPという消化酵素があり、これが露出コラーゲン繊維を分解するのも、
やり直しの一因です。

良い製品で、材料の性能を発揮させ、
レジンがやり直しにならない様に、
工夫しています。

治療例 変色した詰め物をきれいにできる マイクロスコープで治療
治療例 前歯の古い詰め物、白くきれいに治せました。

前歯のコンポジットレジンの段差 やり直した例

前歯と奥歯のコンポジットレジン。やり直した方がよい時 段差の画像,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

すき間、段差があります。
この段差は、やり直した方がいいですね。

染色液で、段差を分かりやすくしたものです。

この段差に、菌が溜まり、また虫歯になるのです。

歯磨きをしているのに、虫歯が止まらないのは、こんな段差が原因かもしれません。
コンポジットレジン充填を、やり直した方がいいでしょう。

コンポジットレジンをやり直しました

前歯と奥歯のコンポジットレジン。やり直した方がよい時 段差の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

右が当院のコンポジットレジン充填です。
隙間はありませんし、フロスもひっかかりません。

前歯と奥歯のコンポジットレジン。やり直した画像,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

染色液を洗浄すると、きれいな面が見えます。
ツヤがあり、歯のカーブと一致しており、よい形であることが分かります。
コンポジットレジンをやり直して、良かったですね。

コンポジットレジンをやり直すと、清潔になります

この様に精密にやり直しますと、皆様が歯ブラシ等でお手入れなさると、サッと菌が落ち、きれいな歯になるのです。
左の様に、コンポジットレジン充填と歯の間に隙間があると、いくら歯磨きをしても、菌が隙間に残り、虫歯が止まりません。
早めにやり直しましょう。

治療例 コンポジットレジンの段差が舌に当たる

前歯と奥歯のコンポジットレジン。やり直した方がよい時の画像,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

奥歯。
茶色い虫歯があります。
コンポジットレジンをやり直した方がよいでしょう。

「白いので治したんだけど、全部虫歯になった。」と、半泣きで、お越しになった方です。

コンポジットレジン辺縁の着色。実験

前歯と奥歯のコンポジットレジン。辺縁の着色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

レジン充填後 (手に持っているのは抜去歯です)
普通のレジン充填として、うまくできている様に見えます。

前歯と奥歯のコンポジットレジン。辺縁の着色の画像,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

上は、レジン充填後に着色したものです。
左の矢印 ← 部分に充填がありますが、着色していません。うまくいっています。
右の矢印 ↑ 部分は、赤い色素で着色しました。
ここに隙間があるという事です。
ここが、着色、虫歯などのトラブルを起こしてきます。
上の様なテストを行ってみないと、本当に歯とレジンが接着しているのか、分からないという事ですね。
「今回の場合は」、ボンディング層を厚くした場所に、こういう色素の侵入が見られました。

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この記事を書いた人

亀田 浩司

医)アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック 理事長

自由診療専門歴約20年の歯科医。
長崎大学歯学部卒業、広島大学歯学部付属病院をへて、アルパーク歯科開業。
より良い歯科医療に携わりたく、自由診療専門に転換し、歯科医5人まで拡大。
その後、内容の深さを重視する診療に転換し、患者数1日2人にする。
一般的な歯科治療に満足できない患者さんが来院している。
目標「あなたもできる20年虫歯なし」
そのために大切な事3つ。1、ホリスティック(全人的)な対応。2、精密で長持ちする治療。3、楽な治療(痛みを感じず、寝る事ができる)。
特に大切にしているのは、ホリスティックな対応。1、患者さんの心配を解消し、前に進む勇気を得る。2、歯の問題を学びとし、心をセルフケアする。3、よりハッピーな人生になる。

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